発売元 : ヴィーナスレコード株式会社
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
前作にあたるヴィーナスからのデビュー作でいきなり日本で人気となった、ウッド・ベースを弾きながら歌う女性シンガー。彼女のヴォーカルは、へんに力まず、情緒過多にならず、だからこそ、独特のあたたかみのあるフィーリングが歌声から自然とにじみ出ている。
ジャズ・アダージョジャズ・アダージョ
リッチー・バイラークのソロ・ピアノ・アルバム。モーツァルトの「アダージョ」、バッハの「ショート・プレリュード」、スタンダード・ソングの「フォー・オール・ウィ・ノウ」「マイ・ファニー・バレンタイン」ほか、オリジナル曲という幅広い選曲だ。スロー・テンポ中心に曲のジャンルの垣根を越えた自由な演奏が展開していく。甘美なピアニズムに酔う。
バラード&ブルースバラード&ブルース
御大フィル・ウッズのクインテットの2008年録音作。バラード・ナンバー中心のアルバムで、全体的にゆったりしたテンポで演奏される。クインテット編成のバラード集は珍しい。レギュラー・バンドならではのグループ表現をみせる。エリントンの「A列車で行こう」もスローな演奏だ。
四季四季
イタリアの若手人気ピアノ・トリオ、ローマ・トリオが同国の作曲家ヴィヴァルディの有名な「四季」をジャズ化した。四つの季節を楽章ごとにさまざまなアレンジとアプローチで違和感のないピアノ・トリオ・ジャズに変換。ジャンルの壁をまったく感じさせない。
ハンドフル・オブ・スターズハンドフル・オブ・スターズ
ヴィーナス・レコードを代表する三人の名手たちが再び顔を揃えたオールスター・セッションの続編。ゆったりしたテンポで、ムーディな大人のジャズ世界が奏でられていく。円熟の職人芸がじっくり味わえる。ペプロフスキーはクラリネットとテナーを吹き分ける。