制作・出演 : バッキー・ピザレリ
ジプシー・ラメントジプシー・ラメント
バンド名とタイトルからも察しがつくとおり、ジプシー・フィーリングにあふれた一枚。ペプロフスキーの洒脱なフレーズや、フレディ・グリーンを彷彿とさせるピザレリのリズム・ギター、ハワード・アルデンのジャンゴのようなソロが活きたスウィング・アルバム。
ラスト・ファースト・キスラスト・ファースト・キス
ピアノ弾き語りの新星トニーの『ウォント・ユー』に続くセカンド作。オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『アワ・シナトラ』を足掛かりにデビューした人だけあって、シナトラふうの粋な歌声が魅力。自作、スタンダード、プリンスの曲も。バッキー・ピザレリも好演。
ディア・ミスター・シナトラディア・ミスター・シナトラ
ピザレリが、敬愛する不世出のシンガー、フランク・シナトラに捧げた作品。シナトラの愛唱曲をクレイトン・ハミルトンのジャズ・オーケストラをバックに歌っているが、ピザレリならではの小粋なヴォーカルには、シナトラとはまた違った、独特の甘美な味わいがある。
ウォント・ユー〜トニー・デセール・デビュー!ウォント・ユー〜トニー・デセール・デビュー!
ニューヨーク出身のピアノ弾き語りシンガーのデビュー・アルバム。ヴォーカルのスタイルはシナトラを彷佛とさせ、バラードの(4)も軽快にスウィングする(8)もみずみずしい魅力にあふれる。映画『マイ・デート・ウィズ・ドリュー』のテーマ曲(10)では作曲の才能も発揮。
ノウイング・ユーノウイング・ユー
40歳を超えて円熟味も備えてきたジョン・ピザレリ。歌とギターで聴かせるエンタテインメント性は、古き佳きジャズを現代に伝えてくれる。時折スキャットも織り交ぜる楽しいヴォーカル・スタイルに必ず付随するスウィンギーなギター・ソロも魅力。