1990年2月発売
ツアー・ドゥ・フォースツアー・ドゥ・フォース
アール・ハインズのピアノ・ソロ・アルバム初CD化。独特のリズム感覚とホーンライクなスタイルは、なんともいえない魅力がある。(1)はLPとは別テイクで、さらに未発表2曲がプラスされている。左手の動きが実になんというか、面白いピアニストだった。
ザ・ブイ・ディスクスザ・ブイ・ディスクス
1曲を除きタイトル通りVディスクの音源をCD化したもの。テイタムの恐るべきヴァーチュオーゾ振りが遺憾なく発揮された作品として最大級の拍手を送りたい。ここに収録された2つのトリオも彼の楽歴の上で極めて重要なものだし、買って損はない1枚。
パラダイス・アンド・ランチパラダイス・アンド・ランチ
こういう人の傑作を改めてCDできけるなんて至福の喜びだ。『パラダイス……』は'74年、『ジャズ』は'78年の作品。前者ではR&Bやフォークをメキシコ風味やカリビアン・タッチで、後者では古いジャズを、それぞれ独自の解釈で披露する。味わい深い。