熊本マリのゴールドベルク変奏曲はまことにあざやか。ライナーノートにあるように“華のある”演奏。熊本マリが自分の感覚でストレートに弾く。ばねのあるリズム、ロマンチックな旋律、対位法の強調、落差の大きいコントラスト。楽しく魅力的でかなり器用。