ソロ第一弾「悲しみのオーシャン」が大ヒットと幸運なスタートを切った杉山清貴のファースト。多少アダルト志向を意識した曲の大半は杉山自身の作曲によるものだ。
気分はマウイかオアフか、といった感じで徹底して爽やかなムードで包み込む。まるで南の島の風が頬をなでる感じで、地図を広げたくなる。しかも、憧れと現実を至近距離で交錯させる。その辺の技量というか、庶民感覚がこの人の持ち味だ。(1)のコーラスが絶品。