1998年10月23日発売
ブクステフーデ:連作カンタータ<われらがイエスの四肢>ブクステフーデ:連作カンタータ<われらがイエスの四肢>
発売元
キングレコード株式会社キリスト受難の音楽による詳細なドキュメントとも言える大作。バッハが長旅も厭わずその演奏を聴きに出向いたブクステフーデの作品を、バッハ作品の録音を精力的に続けるBJCが取り上げるのも道理で、“日本人による…”の形容が不要になった演奏に拍手。
絆〜KIZUNA〜絆〜KIZUNA〜
55年以来のステージ・パートナーであるピアニスト、秋満義孝とスタジオ・ライヴ・レコーディングした新作。ピアノのほかはギターとウッド・ベースのみというシンプルな演奏で、代表曲(13)(16)などもジャズ・テイストの濃いアレンジで聴かれる。
決定版 春日八郎 ステレオ決定版 春日八郎 ステレオ
演歌でもポップスでもない“歌謡曲”が主流だったころを象徴する歌手が春日八郎。美しい高音の伸び、低音の説得力の豊かさ、どれをとっても本物の歌い手だ。高度成長期目前の、日本人の意識が“東京”に一極集中する時代の心風景が見事に展開される。
決定版 春日八郎 ステレオ決定版 春日八郎 ステレオ
全曲ステレオ録音で、春日の軽やかで高音の伸びがきれいな端正な歌唱を聴くと、つくづく歌謡曲っていいなと思う。昭和30年代の男性歌手の声は全体に高いが、もしかしたら曲の内容とは別に、このキーの高さが当時の日本を元気づけていたのかもしれない。
決定版 三橋美智也ステレオ1決定版 三橋美智也ステレオ1
収録したのはいつ? って感じのステレオ録音がウリの決定版シリーズのこれは第1弾。自分は彼の魅力を語るほどの年齢ではないが、昭和歌謡史に名を残す人に文句のつけようはない。代表曲(2)のようなお気楽なノリは今の時代に必要かもしれない。
決定版 三橋美智也ステレオ2決定版 三橋美智也ステレオ2
昨年、惜しくも急逝してしまった三橋美智也のベスト・アルバム。キングが出している“決定版”シリーズの一枚で、三橋美智也は2枚リリースされている。高音で甘い、特徴的な声によるヒット曲の数々を楽しむことができる。