1998年5月発売
ケルビーニ:レクイエム ハ短調ケルビーニ:レクイエム ハ短調
この曲はベートーヴェンが称賛していたことで知られ、ケルビーニ(1760〜1842)の代表作とされる。かつてのトスカニーニや近年のムーティのような同朋イタリア人の演奏とは違い、ここでは全く生真面目、真摯なドイツ風ケルビーニになっている。
音楽があるかぎり音楽があるかぎり
すっかりベテランになってしまったザイトリンだが、その音楽からはまだ覇気が失われていない。クールなボサ・ノヴァを聴かせてくれる(7)あたりに往年の創造性を感じてニヤリと微笑むファンもいることだろう。トリオとしての演奏も申し分がない。
TAKE OFF AND LANDINGTAKE OFF AND LANDING
“まりん”こと電気グルーヴ・砂原のセカンド。テクノでもここまで耳障りのよいアレンジを聴かされると、もはやイージーリスニングの領域かも。テクもミックスもセンスもコラージュもジャケも最高だが、さらにインディーズ風シニカルさを求めるのは無理?
浪漫派〜ロマン派のオルガン曲〜浪漫派〜ロマン派のオルガン曲〜
活躍著しい松居直美が、松本ハーモニーホールのオルガンを操り、日本人初のロマン派オルガン曲集に挑戦。多彩な音色と旋律が交錯する幻想的な世界が大きなスケールで繰り広げられている。豊かな臨場感のある録音だ。なお20ビットによる録音。
ホルスト:組曲「惑星」ホルスト:組曲「惑星」
ご存知ホルストの惑星をなぜか最近必ずホールに付いているパイプオルガンと打楽器用に編曲(諸井誠)、松居、吉原、山口のスターたちが演奏し、ソニーが20ビットで録音! 確かに録音は良いし諸井の編曲も嫌味がなく楽しめる。ただ、しょせん元の曲が…。