著者 : いちまる
冒険者ギルドで錬金術師として働くウォルター。お人好しのウォルターは、利益は二の次で高品質のポーションやアイテムを錬成していたが、ある時理不尽なデマを流され街から追放されてしまう。それならば、とウォルターは心機一転、辺境に工房を構えて「何でも屋」を開くことに。開店準備を進めていると、ちょっと不思議な錬金術を使いこなすかつての弟子が追いかけてきて、一緒に工房を営むことに。そんなウォルターたちのはじめてのお客さんとしてやって来たアイドル冒険者にポーションを作ってあげると、効果は抜群!すっかり気に入られ、街でも評判の何でも屋として大活躍する日々を送る。一方、ギルドでは粗悪品のポーションなどが出回り、ウォルターを連れ戻そうという声が広がる。実は、ウォルターは『カドゥケウスの瞳』という「素材を最高の状態に錬成できる」というチートを持っており、そんな神の目で生み出すアイテムは誰にも真似できなくて…!?唯一無二のスキルを駆使する錬金術師がお騒がせな仲間たちと繰り広げる快適セカンドライフ、スタート!
前世で一切悪事を働かず、まっすぐに生きたことを評価され魔法世界に転生したトキヤ。目が覚めると、毛むくじゃらで角が生えた、見たことのない獣ー聖獣に抱きかかえられていた。「-まさか『神樹』から、人間が生まれてくるとは!」ここが聖獣の里だと認識したトキヤは、優しい聖獣たちに囲まれ、にぎやかで平和な日々を過ごす。そんなある日、里を統べるオサの寿命が近いことがわかり、後継者として指名されるトキヤ。「僕よりもっと強い魔法を使える聖獣も、僕よりずっと賢い聖獣もいるのに…」突然のことに困惑するトキヤだが、まずは外の世界を知るため仲良しの聖獣、シラユキとユージーンとともに旅に出ることに…!?旅の途中で神様からもらった時間魔法で発明品を作ったり、冒険者ギルドで依頼をこなして大活躍したり、さらには街の平和を守ったり!?強くて優しい聖獣たちとののんびり異世界旅、いざスタート!
代々魔法のエリートを輩出してきた侯爵家の三男・イーサン。3歳のある時、前世で日本人サラリーマンだったことを思い出す。周囲からは次期当主と期待されて育つが、10歳で覚醒したのは鉄くず人形を生み出す魔法。手のひら返しで辺境に追放され、その道中で何者かに襲撃されて…!?気が付くと、辺境の「おんぼろ村」ことディメンタ村にたどり着いていたイーサン。助けてくれた村人に恩返しをするため、襲ってきたならず者を魔法“変形”と“変性”で即興武器を作って撃退。イーサンだけが持つ二つの魔法は、実は規格外な生産チートだった!村の救世主となったイーサンは、領主として大歓迎されることに。頑丈な家や防壁、強力な武器を生み出すだけでなく、休むことなく働く無敵のオートマタまで!?イーサンがのびのび力を使うほどに、村はどんどん発展していきー。辺境領主の悠々自適な「動く城塞都市」づくりが始まる!
無能のレッテルを貼られて勇者パーティーから追放されたフォンの職業は、世界でも珍しい“忍者”。だが、陰のサポートに回り続けた彼の秘めた力は、実はバケモノ級だった!?驚異的な身体能力、ずば抜けた分析力、そして魔法をも凌駕する忍術。弓使いのソロ冒険者・クロエや戦士のサーシャなど、新たな仲間と共にフォンはハイランク任務を楽々とこなしていく。一方、彼が抜けことで壊滅状態に追い込まれた勇者パーティーは、「もう一度パーティーに戻してやる」と声をかけてくるが…?