著者 : しょくむら
自由気ままな精霊姫自由気ままな精霊姫
サイファード家の一人娘であるオリビアは、感情を表に出さない一言で言うと大層奇妙な少女だった。実の父親にすら気味悪がられ、唯一可愛がってくれていた母親も彼女が10歳の時にこの世を去ってしまう。その後、義母と義妹に虐げられ、屋根裏に軟禁されるが、ひょんなことから前世の記憶を取り戻し、とっとと家を出ようと思い立つ。その際、小さい頃に可愛がってもらったお兄さん的存在のシリウスにSOSを出してしまったことにより、国を巻き込んだ大事となってしまう。これは一人の少女の失踪から始まり、一つの国が滅びゆく中、とんでもないお金持ちが一人の少女を溺愛する物語である。
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