著者 : すずきいづみ
ハイランドの白き花嫁ハイランドの白き花嫁
マリアンはある日、好色な輩に絡まれていたところを助けられ、見知らぬ救世主の魅力的な瞳が脳裏から離れなくなった。でも、私は“ロバートソンの淫売”と呼ばれ、一族から追放された身。誰かに恋するなんてありえない…。一方、美しい娘を助けたダンカンは彼女のことが気になりつつ、同盟を結ぶためにロバートソン氏族長のもとを訪れた。友好の印に酒がふるまわれ、不覚にも酩酊したダンカンは、マリアンの家に行くと、彼女を胸に抱いて唇を奪い、地面に倒れ込んだ。それを氏族長に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。だが初夜の床でダンカンは驚いたー悪名高き妻はなんと、純潔だった!
夢の求婚者夢の求婚者
暖炉に火も入れられないほど、エマの家は暮らしが困窮していた。兄の借金返済のために裕福な貴族と婚約をしたものの、あえなく破局。残念なのは、そんな自分に代わって、かわいい妹を愛のためでなくお金のために結婚させなくてはならないことだ。そんななか、名うての放蕩貴族チャールズが妹に言い寄ってくる。結婚など眼中にないはずの彼にかかずらっている余裕はない。チャールズを妹から引き離そうとするエマだったが、気がつけば、彼女自身が型破りな彼の魅力の虜になってしまっていた!ある日、兄とチャールズが決闘すると聞き、必死に止めるエマに、彼は驚くべき提案をする。「やめてほしいなら、わたしの愛人になれ」
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