著者 : なかむら
レンたちが休暇を過ごすのは、“水の都エウペハイム”。 蒼い海を望む港と美しい白磁の町並み、 この地で生まれ育ったフィオナが彼らを迎えた。 一方、夏の騒動からリシアのために調べ事をつづけていたレンは、ラディウスの紹介でレオメル有数の重要な機関に足を踏み入れる。 そこである貴重な品を受け取ると、フィオナたちと共に“水に沈んだ街”を訪れることになりーー。 「レン、正直に答えて」 「レン君……やっぱり何かしていたんですか?」 アシュトン家の秘密と、レンだけが解けた古き封印。 白銀と漆黒が謳う地へ、覚醒を告げる剛剣の音色が響き渡る。
帝国士官学院の特待クラスに首席で入学を果たしたレンとリシア。 新生活にも慣れてきたある日、二人は学院長のクロノアから帝都で数年に一度の催し『獅子王大祭』の実行委員を頼まれる。 フィオナも加わって過ごす忙しなくも充実した時間は、大祭本番に向けて順調に流れていた。 だが、ついにはじまった獅子王大祭の最中、レンとリシアは予期せぬ事態に巻き込まれてしまう。 「これも俺たちらしいのかもしれませんね」 「ええ。表舞台を離れて戦うのって、本当に私たちらしいかも」 数百年の眠りから覚めた神に抗う存在との戦いは、二人の絆が勝利の鍵となりーー。 物語の裏で繰り広げられる戦いが、いまはじまる。 ※特典「WEBで読める書き下ろしSS」は、対象のキャンペーン帯がついているもののみ対象です。(閲覧期限:2025/6/16 23:59まで)
蘇った赤龍アスヴァルとの死闘から数か月。レンはあることをきっかけに、これまで遠ざけていたはずの帝都へリシアとともに向かう。そこで待っていたのは、バルドル山脈で別れた少女フィオナ・イグナートとの運命的な再会。さらにはレオメル中に名を轟かす人物たちとの出会いだった。「俺にこの剣の才能があるんですか?」帝国最高の騎士団の牙城に招かれ、彼らと剣を交える苛烈な訓練の末、レンはさらに新たな力と、特別な剣技を得る。そして、魔剣にもかつてない変化が訪れー。
世界的な人気を誇るゲーム『七英雄の伝説』の世界に転生したレン。村を離れた彼は聖女リシアとその父であるクラウゼル男爵の言葉もあって、しばらく町にある男爵の屋敷で過ごすことを決める。男爵家の仕事をしながらギルドで冒険者としても腕を振るい、リシアとともに充実した日々を送っていたがー。そんな中、男爵家に力を貸すためリシアに見送られ、レンはある場所へ向かう。そこで彼を待っていたのは思いもよらぬ少女との出会い。彼女は物語の大きなカギを握る人物と関係があり…?「俺の剣はこういうときのためにありますから。なのでー」レンの物語は、さらに大きく動き出すー!
辺境の街ハポネスで新たなダンジョンをつくり、奴隷やスラムの住民、冒険者ギルドを引き入れて着々とダンジョンを強化していく元四天王のカイトシェイド。魔龍王マドラの襲撃を受けるも難なく撃退し順調かと思ったが、その活躍ぶりからかなぜか教会から「勇者」だと指名を受けてしまう。しかもその指名は、カイトシェイドを追放した四天王筆頭の堕天使と同じ名前の「天使」によるもので…!?
世界的な人気を誇るゲーム『七英雄の伝説』。その続編を世界最速でクリアした大学生・蓮は、ゲームの中に赤ん坊として転生してしまう。『七英雄の伝説』の主人公に転生?そう思った彼は、母の口から自分の名前を聞いて耳を疑う。それは、物語の途中で主人公たちを裏切る同級生の名前で、彼こそ世界を絶望の底に突き落とし、陰で暗躍する謎の強者だった。平和に生きたいと願う蓮は、ひっそりと辺境で暮らすことにする。だが、ゲームで自分が命を奪うはずの聖女に出会い懐かれ、思いもよらない冒険へと踏み出していくことになるー。
魔族のカイトシェイドは四天王の一角として先代魔王から任されたダンジョン「魔王城」の維持管理を担ってきたが、脳筋な現魔王から無用扱いされ追放されてしまう。しかし、維持管理を極めたカイトシェイドはダンジョンづくりにおいて最強の実力者になっていた。超辺境の街をダンジョン化し無敵の拠点を構えようと、仲間を集ったり、試しにつくったダンジョンに人を誘導したり、様々な行動を起こすうちに、なぜか現地の住民から慕われるようになり…!?
物の作製やスキル付与、拡大・縮小まで何でもこなす『鍛冶師』の力で王都をケルベロスから守ったレリウス。その偉大すぎる功績により、国王から一等勲章を授与されることに!しかし王城で出会った王女ユミネから、直々にある依頼をされる。表向きは交通の要衝である街・キュガイアの復興。その真の目的は、王女が見た「勇者が死ぬ」という予知夢を回避するための調査だった。復興資材や食糧の不足はサクッと解決し、さっそく調査に乗り出すレリウスだったがー?
お手軽にあらゆる物を作製できる『鍛冶師』の力を開花させたレリウスは、商人クルアの提案で王都に店を出すことに!多彩なSランク商品は冒険者から貴族まで幅広い層の心を鷲掴みにし、たちまち人気店へと急成長する。一方でレリウスには、グリードラッドの戦いでの活躍を聞きつけた教皇から、直々に呼び出しがかかっていた。王都では神器を無視して武器を作る『鍛冶師』は神を冒涜しているとする声も根強いが、果たして教皇の真意とはー?
成人すると神に職業と神器を与えられるこの世界では、人の作る武器は不要。レリウスの職業『鍛冶師』は役立たずとされ、彼は冒険者という夢を諦めて宿屋を継ぐことに…。しかし、『鍛冶師』の神器・クリエイトハンマーには数々のチート能力が隠されていた。一度破壊したものを何個でも創造・複製でき、スキルの鑑定や付与だってお手のもの!?高品質ポーションやスキル付きのアクセサリを量産できる男が話題にならないはずもなく、ここに最高の人生が始まる!