著者 : にかいどう青
そして僕らはいなくなるそして僕らはいなくなる
優等生の「着ぐるみ」をかぶって生活する高校生の永岡宗也。帰宅の遅い幼なじみを捜しに出かけ事故に遭った宗也は、断片的な幻覚に襲われるようになる。少女の遺体を解体するーまるで殺人犯の目を借りたような光景。これは現実に起こったバラバラ殺人なのか?クラスで孤立している志緒と共に謎を追うが…。誰もが持ち孤独な心に共鳴する、残酷な青春と救済のミステリ。
七日目は夏への扉七日目は夏への扉
学生時代の恋人・森野の訃報。初めて聞くはずのそれをわたしは知っていた。残された事実から推測すると、森野は自殺したのかもしれない。それも殺人を隠蔽するために。死の真相をさぐるうち、わたしの一週間が崩れだす。火曜日の次の日は月曜日。次は水曜日で…。意味がわからない。けど、あいつが死ぬのはきっと七日目だ。なら、わたしのやるべきことは決まってるー。
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