著者 : にゅむ
◎◎小説家になろう・カクヨム連載版を加筆&書籍化!◎◎ ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。 ロモロは突如攫われたーー はずだったが、ロモロは誘拐実行犯の女盗賊・リベラータを巧みに説得し、鍛えた魔法も駆使して危なげなく盗賊一味を打破。 一緒に攫われた子供たちも無事救出し、ひと段落した先の村で、運命の出会いを果たす。 「あの……もしかして、レジェド・テアロミーナ・デ・スパーダルド様でしょうか?」 「まあ、私を知っているのですか?」 もちろん、ロモロはすでに姉から聞いている。二周目勇者である姉・モニカの歩む歴史においては、最重要人物のひとりと言っても過言じゃない。 モニカは後に大貴族・スパーダルド家の養子となり、テアロミーナと姉妹となるのだから……! かくして、二周目の状況はさらに整った!? 世界を救う、勇者(姉)と賢者(弟)のやり直しライフ、第2弾! ■目次■ 一章 弟は誘拐された 二章 ふたりは一歩を踏み出す
◎◎小説家になろう・カクヨム連載版を加筆&書籍化!◎◎ ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。 「--というわけで、お姉ちゃんは勇者だったんだよ!」 ロモロは戸惑っていた。先程まで薪拾いをしていた姉のモニカが、突如としてすごい変なことを言ってきたからだ。 曰く「二年後になぜか勇者になって、そこから五年後の魔王との戦いで死んで、気づいたら今の十歳に戻ってたんだよね」、とのこと。 当初は妄言と思っていたロモロだったが、前世で得たという魔法の力で街の狼藉者を一蹴する姉の姿を見て、信じる他なくなってしまう。 モニカは再び勇者を目指し、世界を救う!と決意するが、同じことをしてもうまくいかないのではとロモロが指摘したところ、 「ロモロだったら、今後あたしたちに起こる不利益を全部解決できるはず!」 と、結構な無茶振り! だがロモロは冷静だった。なぜならーーロモロは最強の『賢者の知識』を備える、異世界からの転生者だから。 かくして、二周目の状況は整った!? 世界を救う、勇者(姉)と賢者(弟)のやり直しライフ、開幕! ■目次■ 一章 姉は勇者を語りだした 二章 姉は再び勇者になる決意を語る 三章 弟は姉に巻き込まれる 四章 姉は勇者としての力を振るう 五章 弟は魔法を覚える
激突ーー最強(悠那)対最強(刀子) アーデルハイト魔法学院の卒業祭に参加するため、ジーニアスの街へ向かうことにした悠那たち一行。 道中、メイ・バッテンなる人物の窮地を救ったことで、その屋敷に招かれることになるのだが、そこにある少女が乗り込んで来た。 その少女こそ魔法学院の『自称天才』テレーゼ・バッテン。 次期領主として、近隣の遺跡に巣食うゴーレムを討伐せんとする彼女に、同行を申し出る悠那たち。 しかし遺跡にはーーゴーレム以上の難敵がそっと息を潜めておりーー。 立ちはだかるはかつて自身を見捨てた級友。切られるは激戦の火蓋。 “最強にして最狂”の師弟が紡ぐ異世界バトルファンタジー、第3幕!