著者 : みうらじゅん
永いおあずけ永いおあずけ
主人公は全員煩悩まみれのミュージシャン!不倫、緊縛、放置、性病、投稿…官能ロック小説!売れないロッカーが東北の雪山のライブに愛人同伴で向かう「変態だ」、南の島でかつて憧れていたスターのSMプレイを目撃する「僕のスター」、かつてのバンド仲間の葬儀で熟女の悪戯に翻弄される「永いおあずけ」、売れっ子ミュージシャンが性病に悩む「リンガ応報」など5編を収録。
セックス・ドリンク・ロックンロール!セックス・ドリンク・ロックンロール!
最先端のイラストレーターを目指す乾純は、京都から上京し、念願の美大に入学した。その意気込みとは裏腹に、入学式の日は寝坊するし、学校生活にも馴染めない。ところが、一人の風変わりな同級生との出会いから、退屈知らずのロックな日々が始まった!初めてだらけの体験に、悩みつつ弾ける十代の僕。読めば愛おしさがこみ上げる、みうらじゅんの自伝的青春小説。
さよなら私さよなら私
いいこともあれば、よくないこともある。始めがあれば、終わりもある。そもそもは何もないところから生まれ、何もないところに帰っていくだけのこと。「自分」という存在があるなんて思っているから、人生は生きづらいんだ。自分探しや、ないものねだりはやめよう。キープ・オン・バカ。そもそも答えなんてないんだから。「癒やされた」「楽になった」と多くの声が寄せられた、みうらじゅん的人生訓。いよいよ魂の文庫化。
色即ぜねれいしょん色即ぜねれいしょん
「僕」は仏教系男子校に通う高校一年生・「イヌ」こと乾純。彼女なし、もちろん童貞だ。ボブ・ディランに憧れ作曲に燃えてはいても、平凡で退屈な毎日ー。「フリーセックスの島行かへん?」。そのひと言から、僕の夏休みはきらめき始める。友達二人とともに訪れた隠岐島で、僕らを待っていたのは…。少年が成長する姿をコミカルに温かく描く、傑作青春小説。
PREV1NEXT