著者 : やきいもほくほく
「お父様に認められたい一心で、わたくしは邪魔者を皆殺しにしたのに…」『悪の皇女』-ディアガルド帝国、唯一の皇女だったキャンディス・ドル・ディアガルド。皇帝である父親・ヴァロンタンに愛されるために、気に入らないものをすべて排除していた残虐非道な彼女は、十六歳の頃、突如現れた異母妹のルイーズにすべてを奪われ、悲しみと絶望を抱きながら父に首を斬られてしまうー。しかし、なぜか次に目覚めると、五歳の頃の自分に戻っていて!?この頃にはワガママの限りを尽くし、既に周囲から恐れられ嫌われ始めていたキャンディスは、このままではまた処刑されてしまう。だが、まだどのような行動を取ればいいかわからないキャンディスは…。(そうだ、わたくしは今までと正反対のことをすればいいのね!そうすれば絶対に死ぬことはないはずよ!)前世とはすべての行動を真逆にする“真逆作戦”を実行!?そんなキャンディスの変化に次第に皇帝たちも気づき始めて…!?目指すは誰も殺さない、『いい皇女さま』!?真逆の行動で未来を変える、王宮溺愛ファンタジー!
伯爵の妾の子として生まれたカトリーナは、義妹と義母に虐げられ使用人同然の扱いを受けていた。そんなある日、社交界でトラブルを起こした義妹に「誰にも愛されずに極寒の地で野垂れ死ぬなんて…アンタにお似合いの最後ね」と北の辺境領へ行く罰を擦り付けられてしまう。そこには冷酷無慈悲と噂の王子・クラレンスがいた。なんとか身代わりがバレないように振舞うカトリーナだったが、待っていたのは予想外の好待遇でー!?「ここには君を傷つける者はいない」愛を知らずに育ったカトリーナは、初めて自分に向けられた優しい愛情に戸惑いながらも徐にクラレンスに惹かれていく。一方、クラレンスも健気なカトリーナに対して心動かされていき…!純粋無垢な身代わり令嬢×心を閉ざした氷の王子が真実の愛を知っていくラブファンタジー。
“悪女”と呼ばれ牢獄に囚われていたアマリリスは、美形騎士ユリシーズによって救い出された。お互いが王女と王太子であることが判明し、数奇な運命の巡り合わせにより、二人は結婚することになった。しかし、そんな平和な日々は長く続かなかった。大国に反抗するティムリムという国の魔の手がアマリリスとユリシーズに迫る。最悪の事態を目の当たりにしたアマリリスの前に凛々が現れ、“時”を操る魔法を使う。やり直しの人生で破滅の危機を回避する、アマリリスの奮闘劇!