著者 : ゆいレギナ
『稀代の悪女』であるノーラ=ノーズは、その罪により800年間封印されていた。その間、彼女の楽しみは学校を視ること。ところがある日「死にたい…」という助けを求める声が聞こえてくる。「死にたいと思うなら、あなたの体を私に預けてみない?」声の主であるシシリーに憑依したノーラは、いじめてきた令嬢を懲らしめ、シシリーの状況をみるみる改善させていく。ノーラの寿命である1年後、完璧で幸せな状態の体をシシリーに返すため、800年前の最強悪女はハチャメチャ楽しい青春を過ごす!
毎朝3分の『ラブラブ奥さん』を演じる必要がなくなったノイシャは、聖女の力を使い【うさちゃん仮面】として、新たに下水道の管理をすることになった。教会で過ごしていた頃とは違い、労働時間はこれまで同様に3分だけー誰かの役に立ち、ぐーたら生活を続けられてやっほい!!と幸せな日々を送るノイシャ。そんなある日、水路の点検中に行き倒れている男の人を拾ってしまう。彼の名はアスラン=ジョゼ=アルノード。アルノード王国の次期国王であり、リュナンの従兄だと判明する。その後、屋敷に滞在するアスラン殿下をもてなすことになったノイシャは、一緒にお散歩して、お昼寝して、おやつを食べて、お風呂に入ろうとして…!?一方、アスラン殿下は世間知らずな聖女を嫁に迎える算段を立てておりー
武器と荷物を手に、モンスター蔓延る危険地帯を駆け抜ける運び屋集団『女王の靴』。戦う配達人が集う『女王の靴』に入社した新人フェイは、先輩と共にさっそく初任務へ!しかし…「なんでフェイくんだけ狙われるんっすか!?」「それはな、こいつが機械人形だからだ!」「モンスターって機械が好物なんですよね!じゃあおれ囮になります!」「なんでこんな子採用したんすかぁ!」愉快で過激な配達人たちのハートフルコメディ開幕!
過労死寸前だった聖女ノイシャは、若き次期侯爵リュナンに身請けされ契約結婚の条件を提示される。「毎朝3分らぶらぶ夫婦を演出する。それ以外は自由」-やっほい!!とばかりに夢の「ぐーたら生活」をマイペースにつき進めていくノイシャ。桁外れの聖女の力を持っていたため教会で酷使されていた彼女は、生真面目なリュナンと不器用ながらも仲を深め、使用人に溺愛され、人の温もりや自分の価値を知っていく。暖かい布団に包まれたり、アイスを作ったり、ジャージを着たり、デートをしたり…。一方ノイシャを失った教会では、運営の雲行きが怪しくなってきてー!?
「わたくしとの婚約を破棄してください」ルルーシェは第一王子サザンジールに婚約解消を申し出る。死を避けられない自分を忘れ、新たな王妃との人生を歩んでもらうためにー。「ルルーシェ!俺と結婚してくれっ!!」しかし、サザンジールは婚約解消に応じることはなく、むしろ積極的に迫るように!?「ルルーシェを独り占めできるなんて、最高だね」さらに第二王子ザフィルドまで露骨に誘惑をするようになり、ルルーシェを取り巻く環境は大きく変わっていく。『ねぇ神様。例のお約束の件、覚えていてくれてますか?』『何でも欲しいモノってやつ?もちろん覚えているよ』神様との勝負“美しい死に様”を遂げるため、ルルーシェは全力で100日間を駆け抜ける。「最期までちゃんと見ていてくださいね」そして迎えた人生最後となるダンスパーティの夜、ルルーシェに奇跡が起きる…。
「100日後にきみは死ぬ」公爵令嬢ルルーシェは神様から天啓を受けた。ただでさえ婚約者の王太子殿下は他の女にうつつを抜かし、婚約破棄は目前と言われているのに…。しかもその未来を知ったとて、ルルーシェの死は変えることができない。だが、死に様やその影響は変えられるーそう教えられたルルーシェは神様に賭けを申し出る。「わたくしの死に様が美しければ、褒美を下さい」「いいよ。次の人生に望むモノを何でもあげる」ルルーシェは残していく家族への支援や、己の死の裏で蠢く「陰謀」を止めようと行動するがー悔いのない優美な最期を迎えるため、神様すらも翻弄する、ルルーシェ最後の100日が始まる。