著者 : アルフレド・コッペル
奇襲、リビア砂漠奇襲、リビア砂漠
レバノンの米国大使館員たちがテロリストに誘拐された。やがて人質の幽閉先が衛星写真によって明らかになる。そこはリビアの砂漠の只中だった。付近にソ連軍が守護するウラン濃縮工場があるため、国家レベルでのうかつな軍事行動は取れない。これを知った映画スターのレディングが独自の人質救出計画を立案。彼の依頼を受けた退役陸軍少佐クエイリーはプロフェッショナルの男たちを選りすぐり、ロケ隊を装った救出部隊を組織した。
復讐の赤い迷路復讐の赤い迷路
女弁護士メガンは慄然とした。ベトナムで戦死したはずの夫、ティエリーから電話があり、イタリアを旅行中の愛娘を誘拐したというのだ。メガンは即刻現地に飛んだ。が、ティエリーの真の狙いは、彼女の叔父で合衆国国務長官候補のジョンの命だった。ジョンはベトナム戦争当時CIA局員で、ソ連に内通していたティエリーを罠にはめた過去があるのだ。単身メガンのあとを追ったジョンを待つ、ティエリーとKGBの恐るべき復讐計画とは?
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