著者 : アーシュラ・K・ル・グィン
赦しへの四つの道赦しへの四つの道
惑星ウェレルとその植民地惑星イェイオーウェイ。激しい戦争ののち、イェイオーウェイは高度な文明を有する宇宙連合エクーメンの手を借りて新しい歴史を歩みつつある。老女ヨスは、裏切り者となったかつての英雄アバルカムとの邂逅に救いを見いだす(「裏切り」)。エクーメンへの加盟を目指すウェレルの小国を訪れた使節ソリーは、祭りの日にさらわれ、この地の真実をかいま見る(「赦しの日」)。SF界の女王が圧倒的想像力で人種、性、身分制度に新たな問いを投げかける“ハイニッシュ”世界の四つの物語。ローカス賞受賞作。
世界の誕生日世界の誕生日
両性具有人の惑星ゲセンを描いたヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作『闇の左手』と同じゲセンの若者の成長を描く「愛がケメルを迎えしとき」、男女が四人組で結婚する惑星での道ならぬ恋を描く「山のしきたり」など“ハイニッシュ・ユニヴァース”もの6篇をはじめ、毎年の神の踊りが太陽の運行を左右する世界の王女を描く表題作、世代宇宙船の乗員たちの運命を描いた中篇「失われた楽園」など、全8篇を収録する傑作短篇集。
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