著者 : イラナ・C・マイヤー
吟遊詩人の魔法<上>吟遊詩人の魔法<上>
かつてエイヴァールでは、吟遊詩人学院の〈視者〉たちが強大な魔法の力をふるい、王権とならびたつ勢力となっていた。だがその一部が禁断の魔法に手を染めたために戦がおき、学院は弱体化、吟遊詩人の魔法は失われてしまった。……十二年に一度、都で行われる競技会で、最も優れた技を披露し優勝したた吟遊詩人に〈銀の枝〉が与えられる。秘められた魔法と、陰謀が渦巻く都を舞台に、吟遊詩人たちの密かな戦いを描く本格ファンタジイ。
吟遊詩人の魔法<下>吟遊詩人の魔法<下>
吟遊詩人の競技会を前に、都には技自慢が集まっていた。優勝の呼び声も高いダリエン、そして強権的な兄から逃れ、女であることを隠しているリン。そんななか、〈視者〉ヴァラニルが人々に権力者である宮廷詩人を糾弾する歌を聞かせる。ダニエルとリンは、ヴァラニルが示す〈道〉を求めて都をあとにするが、宮廷詩人の放つ追っ手が、彼らに迫る。友情と裏切り、血の呪術、秘められた恋……。歌に満ちた世界を描く驚異の新人の話題作。
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