著者 : イ・ヒヨン
普通のノウル普通のノウル
母さんに“平凡なパートナー”をみつけて、“普通の幸せ”を手に入れてほしいのに。シングルマザーに育てられた17歳の少年ノウル。「今からでも幸せになってほしい」と願っていた母の恋人候補として急浮上したのは、親友の兄、やっと就職が決まったばかりの若者だった。「“平凡”ってそもそもなんなの?」と親友ソンハにたずねられ、その問いについて考え続けることで、ノウルがみつけたものとはー。寒い冬の空の下、少年が次の季節へ歩き出すまでの物語。
ペイントペイント
子どもを欲しがらない人はますます増えていた。出産を奨励するために政府がさまざまな支援策を打ち出したが無駄だった。時間が経つにつれ状況はややこしくなった。政府は結局、新たな道へ踏み出した。「これからは国が責任を持って子どもを育てます」。チャンビ青少年文学賞受賞作。
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