著者 : ウィリアム・ゴールディング
後継者たち後継者たち
遠い遠い昔のこと。冬が去り、春が来て、首長のマルに率いられた一族は、海辺から山のなかへと移動してきた。平和で平穏な季節は過ぎ去った。そして川の向こう岸には、彼らにとってかわろうとするかのように、新たなる者たちが現われていた…ネアンデルタール人とホモサピエンスの遭遇、軋轢、衝突、そして闘争を描いた奇想天外なる寓話。『蝿の王』の著者にしてノーベル文学賞作家が人類の原罪を描く異色傑作、初文庫化。
蠅の王〔新訳版〕蠅の王〔新訳版〕
疎開する少年たちを乗せた飛行機が、南太平洋の無人島に不時着した。生き残った少年たちは、リーダーを選び、助けを待つことに決める。大人のいない島での暮らしは、当初は気ままで楽しく感じられた。しかし、なかなか来ない救援やのろしの管理をめぐり、次第に苛立ちが広がっていく。そして暗闇に潜むという“獣”に対する恐怖がつのるなか、ついに彼らは互いに牙をむいたー。ノーベル文学賞作家の代表作が新訳で登場。
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