小説むすび | 著者 : エイミー・アンドルーズ

著者 : エイミー・アンドルーズ

さよならの嘘さよならの嘘

愛する人につらい思いをさせないために、 愛することを、あきらめていた……。 クレアは二十歳のときから、恋をあきらめて生きてきた。 病に苦しむ母の姿を将来の自分に重ねて、結婚も妊娠もしないと誓い、 持てる情熱のすべてを助産師としての仕事に注いできたのだ。 それなのに、こんなことになるなんて……。 はじまりは、キャンベルという魅力的な医師の着任だった。 クレアへの好意を隠そうともしない彼に戸惑いを覚えたものの、 拒み続ける自信はあったーーたった一度だけ、あの過ちの夜までは。 キャンベルへの愛に目覚め、思いがけず新しい命を授かったことで、 それまでクレアが必死に築いてきたものすべてが変わってしまった。 ただ一つ、母の病を受け継いでいるかもしれないという事実を除いて。 運命に身をゆだねるしかない、自分ではどうすることもできない状況におかれたヒロインが主人公の、切ないシークレットベビー物語をお贈りします。心の機微を繊細に表現する作家エイミー・アンドルーズの筆が冴える、《至福の名作選》にふさわしい名作です!

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