著者 : エリザベス・ハンド
過ぎにし夏、マーズ・ヒルで エリザベス・ハンド傑作選過ぎにし夏、マーズ・ヒルで エリザベス・ハンド傑作選
余命わずかな元スミソニアン博物館学芸員のため、幻の飛行機械の動画を再現しようとする友人たちが遭遇した奇跡、演劇一族に生まれた6人姉妹の末妹と6人兄弟の末弟が屋敷の屋根裏で出会う不思議……ネビュラ賞や世界幻想文学大賞を受賞した作品ばかり4編を収めた、不世出の天才作家による珠玉の抒情SF選集。
12(トウエルヴ)モンキーズ12(トウエルヴ)モンキーズ
21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスにより、人類は死滅寸前にあった。地表をおおいつくした死のウイルスをさけ、密閉された地下都市で生活するわずかに生き残った人々。科学者たちは、ひとりの男に人類が生きのびるための一縷の希望を託して、鍵を握る時代ーすべてがはじまった1996年へと送りこんだ。そこで彼がつかんだ巨大な謎…“12モンキーズ”とは?知られざる兵器か?秘密の軍隊か?それとも…。
冬長のまつり冬長のまつり
24世紀アメリカ。生物兵器で文明が壊滅したのちも、人間工学研究所では文明の残滓をもちいて倫理を超えた生体実験が行なわれていた。ここで育ったウェンディは実験対象とされた結果、電極を介して人の心に潜入し、精神を擬体験する能力をもっていた。その能力に目をつけ武器として利用しようとする権力の魔手をのがれ、ウェンディは逃亡の旅に出る。行く手に待ち受ける数奇な運命も知らずに…。テクノゴシックの話題作。
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