小説むすび | 著者 : エリザベス・パワー

著者 : エリザベス・パワー

消せない一夜の宝物消せない一夜の宝物

失った記憶さえ戻れば、 壊れた愛も戻るはずだった。 シングルマザーのマジェンタは、妊娠中に起きた脳出血のせいで、 今も記憶喪失に悩まされながら仕事探しに奔走していた。 高級ホテルチェーンの面接で採用が内定し、安堵した彼女は、 入室してきたCEOのアンドレアスをひと目見て、記憶の一部を 突然取り戻した。間違いない。私の息子の父親は……彼よ! そんな彼女の動揺を嘲笑うかのように、アンドレアスは非情にも 採用を取り消し、代わりに彼の個人秘書としてなら雇ってもいいと 告げた。どうして私を弄ぶようなことをするの? それでも、路頭に迷うわけにはいかないマジェンタは受け入れた。 彼が記憶喪失を疑い、息子の存在をも否定していると知らずに。 個人秘書としてヒーローの屋敷に住み込むようになったヒロイン。日ごと二人の間の熱い緊張は高まり、ついに一夜を共にした直後、彼女のすべての記憶がよみがえり……。驚きの真実が次々と明かされていく、究極の記憶喪失ロマンスをお届けします。

すれ違い、めぐりあいすれ違い、めぐりあい

アニーはかつてのボスであるブラントに連れられ、彼の屋敷を訪ねた。 女手ひとつで育ててきた2歳になる愛息のショーンが、 実の子ではないと告げられたのは、つい先日のこと。 アニーが出産した日、病院の手違いで赤ん坊が入れ替わったのだという。 一人はアニーが、もう一人はブラントの亡き妻が産んだ子供……。 ブラントはアニーにとって、手の届かない遠い世界の大富豪だった。 その彼とこんな形で再会するなんて、なんという皮肉なの? 育児室に通され、そこにいた幼子を見て、アニーは思わず抱き寄せた。 間違いない、この子は私が産んだ子ーーブラントはまだ知らないけれど、 結婚前の彼とたった一度だけ過ごした、あの夜に授かった子だわ。 〈小さな命に祝福を〉と題してお贈りしているベビーロマンス特集。3年前、ブラントとの一夜のあと、辞表を出して旅に出たアニー。妊娠に気づいたときには、時すでに遅く、彼は別の女性と結婚していたのでした。衝撃の再会から始まる、シークレットベビー物語!

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