著者 : エリザベス・ボイル
子爵が恋した一輪の薔薇子爵が恋した一輪の薔薇
彼女は子爵にとって、闇を照らす麗らかな木漏れ日ーー RITA賞受賞作家が紡ぎだす、リージェンシーに咲いた恋。 小さな村に暮らす準男爵の娘ルイーザは、名付け親の遺言によって社交界デビ ューをすることに。とはいえ愛ゆえに悲しい最期を遂げた母の影響で結婚に興 味はなく、ロンドンへも渋々赴いたのだが、そこで滞在先の隣の豪邸に暮らす ウェイクフィールド子爵と出会う。彼は、もう何年も公の場に姿を現していな い隠遁貴族ーーこの世のすべてに背を向け、本来は見目麗しいであろう容貌も すっかり陰を帯びている。なぜこの人はここまで心を閉ざしてしまったの? ルイーザはいてもたってもいられず、子爵の力になりたいと奮闘するが……。
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