著者 : カサンドラ・モンターグ
終の航路終の航路
海面が上昇し、陸の大部分が海に沈んだ2130年。マイラは小舟で島を転々としながら、生き別れの娘ロウを捜している。7年前、身重のマイラを置いて、夫は娘だけを連れて逃げた。あるとき、その娘が北の辺境で生きていることが判る。そこは武装集団の支配下にあり、年頃になった少女達は一斉に“繁殖船”に乗せられるのだという。マイラは一路北の果てへ向かったーすべてを賭け、娘を救うために。
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海面が上昇し、陸の大部分が海に沈んだ2130年。マイラは小舟で島を転々としながら、生き別れの娘ロウを捜している。7年前、身重のマイラを置いて、夫は娘だけを連れて逃げた。あるとき、その娘が北の辺境で生きていることが判る。そこは武装集団の支配下にあり、年頃になった少女達は一斉に“繁殖船”に乗せられるのだという。マイラは一路北の果てへ向かったーすべてを賭け、娘を救うために。