著者 : カミラ・レックバリ
また少女が消えたーバリィ家の娘ネーアが行方不明になったという報を受けたパトリックの頭を、30年前の事件が過ぎった。当時4歳のステラ・ストランドは行方不明後、惨殺死体で見つかった。バリィ農場は元ストランド農場で、ネーアも4歳。しかも、ステラ事件のときに未成年だったため逮捕されなかった容疑者マリーは、つい最近女優として撮影のため町に戻ったばかり。大人気シリーズ第10弾!
4歳のステラを殺した犯人は、後頭部を執拗に殴っていた。30年前の事件の資料を集め、本を書く準備をしていたエリカは、今回のネーアの消息不明とステラ殺害との関連を直観した。折しも町にはシリア難民が流れ込み、元からの住民との諍いも頻発、そして解決しない事件に苛立つ何者かが移民の住居に放火し、町は大混乱に…。現代社会を映すミステリシリーズ、ついに怒涛のクライマックスへ!
誰がこんなにおぞましいことを?-極寒のスウェーデン。森の中から裸同然の少女が現れ、道路へ踏み出して轢死した。面影は失われていたが、4か月前から行方不明だった乗馬クラブ生徒ヴィクトリアと判明。検死の結果、生前に眼球はくりぬかれ、鼓膜は破られ、舌も切り取られていた。捜査に当たったパトリックは、周辺で同年代の少女の失踪事件が相次いでいると知り…。震撼の人気シリーズ第9弾!
復活祭前日、寄宿学校校長の一家が失踪した。昼餐が整えられたテーブルに1歳の末娘エッバだけを残して。事件は未解決のまま35年の歳月が流れた。他の土地で成長し、結婚して子供にも恵まれたエッバだったが息子が突然死して、その不幸から立ち直るために故郷の家へ戻る。しかし彼女の帰りを待っていたように家は燃え、床下から大量の古い血が見つかる。スウェーデン発大人気シリーズ第8弾!
初夏の明るい夜、ひとりの女が血まみれの手でハンドルを握り、知る限りたった一カ所の安全な場所へ急いでいた、後部座席に小さな息子を乗せて。目的地は女の故郷でもあるフィエルバッカ沖のグローシャール島、古くから幽霊が棲むと言われる島だった。数日後、自治体の経理担当者が自室で撃たれて死んだ。男は直前に“幽霊島”を訪れていたという…。スウェーデン発の大人気シリーズ第7弾!
中年男性が通勤途中行方不明になり、3カ月後凍った湖で見つかった。凶器は魚をさばくナイフ。同じ頃、エリカの友人クリスチャンが『人魚』という小説で作家デビューした。しかし華やかな出版パーティの最中、謎の脅迫状が届き彼は失神する。その内容を知ったエリカは、誰かが今にも殺しそうなほど彼を激しく憎んでいると直感するのだが…。スウェーデン発、大人気ミステリ・シリーズ第6弾!
今は亡き母は、なぜ最期まで私達姉妹に冷たかったのだろう?屋根裏で母が戦時に書いた日記と古い勲章を見つけたことで、再び謎と向き合うことになったエリカ。だが、勲章の鑑定を頼んだ歴史家は直後に撲殺され、ヒントを探すため読み始めた母の、別人のように感情豊かな日記は戦中のある日唐突に終わっていた。スウェーデン発シリーズ第5弾、二つの時代が交錯する味わい深い名作ミステリ。
夏の朝、洞窟で若い女の全裸遺体と朽ちた古い遺体が2体見つかった。休暇中のパトリックだったが、妊婦のエリカを気遣いながらも捜査を指揮することに。検死の結果、新旧遺体は二十数年を挟んで全く同じ方法で惨殺されたことが判明、捜査線上に今は亡きカリスマ説教師の呪われた一族が浮上し…北欧の海辺の小さな町を震撼させた猟奇的殺人事件を作家&刑事が解決する大人気シリーズ第2弾。