著者 : キャット・セバスチャン
ロブとマリアンロブとマリアン
キットとパーシーによる強盗計画が失敗に終わったその夜。夫を銃で撃った公爵夫人ーマリアン・ヘイズは、今の自分が唯一頼ることのできる相手であり自分を脅迫してきた張本人でもある赤毛の男ーロブ・ブルックスを連れ、ロンドンをあとにする。脅迫する者とされる者。いびつな形で始まった関係だったが、旅をするうちに二人は少しずつ心を交わしていく。しかしマリアンには、異性と関係を持つことにある懸念があり…。
キットとパーシーキットとパーシー
かつてイングランドを股にかける大強盗として名を馳せていたキット・ウェブ。現在はコーヒーハウスの店主として平凡な日々を過ごすキットのもとに、ある日、パーシーと名乗る美しい紳士が訪ねてくる。「仕事を依頼したい」退屈な毎日に突如舞い込んだ強盗計画。待ち望んでいたスリルと平和な日常との間で葛藤するキットに、幾度となく誘惑を繰り返すパーシー。逢瀬を重ねるうち、二人は互いに惹かれ始め…。
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