著者 : キャロル・オコンネル
上演中の芝居の脚本家が、客席の暗闇のなかで喉を掻き切られて死んでいた。駆けつけたNY市警のマロリーとライカーは捜査を開始する。だが、劇場の関係者は全員が変人ぞろい。おまけにゴーストライターなる人物が、日々勝手に脚本を書き換えているという。ゴーストライターの目的は?殺人事件との関わりは?氷の天使マロリーが舞台の深い闇に切り込む。好評シリーズ最新刊。
森の中で、袋に入れられ木から吊るされていた三人。イカれたパーティー・ガール、狂気に冒された配給所の聖女、そして小児性愛者。唯一の目撃者は、妖精のような顔立ちの、ウィリアムズ症候群の少女だった。マロリーは、少女の繊細な心を思いやるチャールズと対立しながらも、自分を慕う少女に犯人を思い出させようとする。マロリーと少女の奇妙な絆を描く、好評シリーズ最新刊。
完璧な美貌の天才ハッカー、ニューヨーク市警刑事キャシー・マロリー。彼女の家の居間に素性のわからぬ女の死体。部屋の主は行方不明。自殺か、まさかマロリーが殺したのか。相棒のライカーは彼女のあとを追う。マロリーが車を飛ばすのはルート66、別名マザー・ロード。自分が生まれる前に書かれた古い手紙をたどる彼女の旅が、ルート66上で起きた奇怪な殺人事件と交差する。
元神父で心理学者の老人に率いられた、行方不明になった子どもの親たちの奇妙なキャラバン。そのメンバーの一人が殺された。死体の手は切り離され、代わりに置かれていたのは古い子どもの手の骨。州を越えて進むキャラバン。狙われるメンバー。ルート66上で幼い子どもが殺され埋められた事件を追うFBI捜査官。マロリーは子どもを護り、犯人を捕らえることができるのか?
完璧な美貌の天才的なハッカーでニューヨーク市警の刑事、キャシー・マロリー。弟の清掃会社を代わりに経営し、警察に復帰する気がないような、傷病休暇中の相棒ライカーの態度に彼女は苛立ちを募らせていた。そしてジョアンナ・アポロ。清掃会社で働くその女性にはFBI捜査官がつきまとい、彼女に嫌がらせをしていた浮浪者は殺された。ライカーが心を寄せる女性は何者なのか。
クリスマスを目前にしたニューヨークの片隅で起きた殺人事件。被害者アマンダはフリーでデータ調査の仕事をする若い独身女性だった。巡査部長キャシー・マロリーは、細工された顧客名簿から容疑者は高級コンドミニアムの住人と目星をつけた。判事、大企業主、花形キャスター等、警察も煙たがる人々の後ろ暗い過去を容赦なく追いつめるマロリー。一方相棒のチャールズは、詳細なデータとアマンダが書き残した私的小説を基に彼女の三次元妄想を生みだし、死人との対話から真相に迫るという怪異な手段を試みる。ストリート・チルドレンあがりの泥棒魂を持つ孤独で凶暴な美女マロリーが都会の暗部を切り裂く異色ミステリー『マロリーの神託』に続く全米ベストセラーシリーズ第2弾。捜査の過程で露呈する人間の心の怪奇と狂気、そして明かされるマロリー衝撃の過去。
ニューヨーク、グラマシー広場内で裕福な老婦人ばかりを狙った酸鼻を極める連続殺人事件が発生した。犯行は白昼にもかかわらず、目撃者は一人としていない。異常な通り魔の核心に迫ったベテラン捜査官のマーコヴィッツが3番目の犠牲者になったとき、キャシー・マロリー巡査部長が真相の究明に乗り出した。人づきあいよりもコンピュータを相手にしてきた犯罪分析者マロリーーマーコヴィッツの養女で、ストリート・チルドレンだった彼女にとって、それは自分自身の損傷を受けた魂を曝け出すことであり、病んだ都会に踏みこんでいくことでもあったー。彼女は泥棒の魂をもつ警官。全世界で絶賛され、ベストセラーを記録し、ハリウッドでの映画化も噂される大型ミステリー。