著者 : キャロル・ネルソン・ダグラス
ごきげんいかが、ワトスン博士 上ごきげんいかが、ワトスン博士 上
1889年夏。元オペラ歌手のアイリーンと親友のペネロピーは、パリで毒殺されかけた男性を介抱する。偶然にも、彼クウェンティンはペネロピーの古い知人だった。彼は身の危険をかえりみず、かつてアフガニスタンの激戦地で自分を助けてくれた軍医を探しだし、その命をねらう敵から守ろうとしていた。軍医の名はワトスンー。アイリーンたちは名探偵ホームズとまたもや相まみえる!
ごきげんいかが、ワトスン博士 下ごきげんいかが、ワトスン博士 下
アフガニスタン帰りの男クウェンティンは誰にも告げず姿を消した。手段を選ばず襲ってくる神出鬼没の敵を、旧知のペネロピーやアイリーン夫妻から遠ざけるためだ。ペネロピーたちは彼を追い、パリからロンドンへ渡る。自分がねらわれているとはつゆ知らないワトスン博士を守るため、名探偵ホームズの力を利用しようとするのだが、折しもホームズはある事件の極秘捜査中だった…。
おめざめですか、アイリーンおめざめですか、アイリーン
鉄道事故で“死亡”した元オペラ歌手アイリーン・アドラーは、夫や親友とパリ郊外の村で静かに暮らしていた。だが、持ち前の好奇心が、ふたたび彼女を冒険と推理の旅へといざなう。花の都で起きたいくつもの事件に現れる入れ墨の謎を追って訪れたモンテカルロの地では、同じ事件を追う名探偵ホームズとの再会が待っていた…。稀代のヒロインによるヴィクトリア朝ミステリ第2弾。
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