著者 : キャロル・ネルソン・ダグラス
ごきげんいかが、ワトスン博士 上ごきげんいかが、ワトスン博士 上
かつて名探偵ホームズに苦杯をなめさせた元オペラ歌手のアイリーン・アドラーと友人のペネロピーは、パリで意識を失った男性を助ける。偶然にも彼はペネロピーの古い知人だった。彼はアフガン戦争で世話になった軍医に迫る命の危機を知らせるため、人探しの旅をしているという。その軍医の名はワトスン……。かくしてアイリーンたちはアフガニスタンに端を発する事件に巻きこまれ、ベイカー街の名探偵と期せずして共闘することに!
ごきげんいかが、ワトスン博士 下ごきげんいかが、ワトスン博士 下
アフガニスタン帰りの男クウェンティンは誰にも告げず姿を消す。手段を選ばず襲ってくる敵から、ペネロピーやアイリーン夫妻を遠ざけ、恩人である軍医ワトスンを生命の危機から救うべく、単身行動に出たのだ。アイリーンたちは彼を追いかけ、パリからロンドンへ渡る。自分が狙われているとは知らないワトスン博士を守るため、名探偵ホームズの力を借りようとするのだが、ホームズは海軍条約文書が盗まれた事件の捜査中だった……。
おめざめですか、アイリーンおめざめですか、アイリーン
鉄道事故で“死亡”した元オペラ歌手アイリーン・アドラーは、夫や親友とパリ郊外の村で静かに暮らしていた。だが、持ち前の好奇心が、ふたたび彼女を冒険と推理の旅へといざなう。花の都で起きたいくつもの事件に現れる入れ墨の謎を追って訪れたモンテカルロの地では、同じ事件を追う名探偵ホームズとの再会が待っていた…。稀代のヒロインによるヴィクトリア朝ミステリ第2弾。
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