著者 : クシシュトフ・キェシロフスキ
美しき運命の傷痕美しき運命の傷痕
運命に翻弄され、愛の地獄でさまよう 女たちが見出すひとすじの光ーー 激しくも美しい、愛と再生の物語。 22年前に起こった不幸な出来事によって 父親を失った三姉妹。美しく成長した彼女たちは今、 それぞれの問題を抱えている。 彼女たちが愛の地獄でさまよい、もがき苦しみ、 心に傷を負う様を描きつつ、その運命を受け入れて 現実を強く生き抜こうと“再生”する姿を、 繊細かつ情熱的に描く。 監督ダニス・タノヴィッチ(『ノー・マンズ・ランド』)のロングメッセージつき
デカローグデカローグ
何万人もの人が居住するワルシャワ市のはずれの高層ビル団地。そこには様々な人生があり、老いも若きも、男も女も、それぞれの過去を、愛を、苦悩を、希望を、孤独をみつめながら、ひたむきに現代を生きていた。運命に左右されすれ違うこともあり、出会うこともあり…。それは偶然と必然の糸でつながれた不可思議な心の物語。十篇の愛の物語を鮮やかに描いた名匠キェシロフスキの伝説的連作映画を完全小説化する話題作。
トリコロールトリコロール
パリ、ワルシャワ、ジュネーヴ。ヨーロッパの国際都市を舞台に、三つの色が奏でる三つの愛の物語ー愛する夫と娘を車の事故で失ったジュリーは、すべてがブルーな色合いの中で自己を回復できるのか。雪のように白い肌のドミニクは、ポーランド人の夫の愛がもの足りず離婚裁判に持ち込むが…。優しい赤がよく似合うモデルのヴァランティーヌは、盗聴マニアの元判事に魅かれてゆく…ユニークな構成で贈る連作小説集。
PREV1NEXT