著者 : ケネス・ロイス
リンボ-リンボ-
大物実業家ダインの私邸で発見されたフランス国宝級の骨董品は盗品だった。元英国特殊空挺部隊(SAS)に所属していたジャコーに事件の穏便な解決が依頼された。事件そのものは単純に見えた。だが、ダインの周辺からきなくさいにおいがつきまとって離れない。彼はいったい何者なのか。そんなとき、ジャコーの愛車フェラーリが爆破された。次々と襲いかかる危機、そして殺人…。事件にからむ中国人秘密結社、国会議員までをも巻き込む事件の真相は。ヴェテラン、ケネス・ロイス会心のハードボイルド。
モズリー卿の領収証モズリー卿の領収証
元ロンドン警視庁警視正が自宅の風呂場で二人組の男に殺された。だが、新聞には事故死と報じられる。父親の死に疑問を抱いた娘は、警官仲間だったブルマンに調査を依頼した。元盗人のスコツトを巻きこみブルマン警視の捜査がはじまる。謎の文書の行方を追ってスコットは囮となって刑務所へ。ブルマンは辞職願いを上司にたたきつける。『クリプト・マン』の著者ロイスが、おなじみの刑事と元盗人の名コンビを駆って、腐敗した大英帝国の謀略に迫る!
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