著者 : サーシャ・フィリペンコ
赤い十字赤い十字
第二次世界大戦、モスクワ。ソ連において、敵国の捕虜となることは祖国への裏切りに等しかった。国外の捕虜リストに夫の名を見つけたタチヤーナは、ある決断をするー。ベラルーシ気鋭の作家が描く、忘れ去られる過去への抵抗、そして未来への決意。ノーベル賞作家・アレクシエーヴィチ推薦の文芸作品。
理不尽ゲーム理不尽ゲーム
10年の昏睡から生還した青年が見たものは、ひとりの大統領にすべてを掌握された祖国と、理不尽な状況に疑問をもつことも許されぬ人々の姿ー。目を覚ますと、そこは独裁国家だった。ベラルーシのディストピア的現状を文学の力で暴く。
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