著者 : シオドラ・ゴス
ヨーロッパ大陸での大冒険から帰還したメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと“アテナ・クラブ”の令嬢たち。ロンドンで彼女たちを待ち受けていたのは、メアリの雇い主である探偵シャーロック・ホームズと“アテナ・クラブ”のメイドのアリスが忽然と姿を消したという知らせだった。メアリたちはさっそくふたりの行方を捜すことに。そのころホームズはアリスとともに宿敵モリアーティに囚われていた。モリアーティの一味はホームズを生贅にして大地の力を操る古代エジプトの女王を復活させ、大英帝国の征服を企てていたのだ…!古典名作をもとにしたSFミステリ三部作完結篇。
父親ヴァン・ヘルシング教授によって囚われの身となった令嬢ルシンダから助けてほしいという手紙を受け取り、ウィーンまでやってきたメアリ・ジキルら“アテナ・クラブ”の令嬢たち。みごとルシンダを救出したものの、メアリの父親であるマッド・サイエンティストのジキル博士により、いわくありげなシュタイアーマルクの古城に囚われてしまう。“錬金術師協会”に属するジキルやヴァン・ヘルシングには、ルシンダを使って是が非でも実現したい野望があったのだ…メアリたちは脱出し、父親たちの野望を打ち砕くことができるのか。ヨーロッパ大陸での大冒険を描く、シリーズ三部作の第二部堂々の完結篇。
ヴィクトリア朝ロンドンで暮らすメアリ・ジキルら“モンスター娘”こと“アテナ・クラブ”の令嬢たちのもとに、ウィーンから手紙が届いた。ルシンダ・ヴァン・ヘルシングと名乗るその差出人は、父親のヴァン・ヘルシング教授が行う実験の被験者にされた自分を救い出してほしいという。背後に、“錬金術師協会”に属する自分たちの父親の陰謀を嗅ぎ取った“アテナ・クラブ”の面々は、メアリの雇い主である探偵シャーロック・ホームズの力も借りながら、ルシンダを救うため一路ウィーンを目指すことに!ヨーロッパ大陸で繰り広げられる大冒険を描く、ローカス賞受賞作続篇にしてシリーズ三部作の第二部前篇。
ヴィクトリア朝、ロンドン。父に続いて母を亡くした令嬢メアリ・ジキルは、母が「ハイド」という人物に毎月送金をしていたことを知る。ハイドというのは殺人容疑で追われているあの不気味な男のことだろうか?メアリは名探偵シャーロック・ホームズと相棒ワトスンの力を借りて探り始めるが、背後には謎の集団“錬金術師協会”の企みがあった。調査するうちメアリが出会ったのは、ハイドの娘、ラパチーニの娘、モロー博士の娘、フランケンシュタインの娘といった“モンスター娘”たち。彼女たちは力をあわせ、謎を解き明かすことができるのか?さまざまな古典名作を下敷きに、一癖も二癖もある令嬢たちの冒険を描くローカス賞受賞作。