著者 : シャーロット・ホークス
婚約者の裏切りを知って傷つき、鬱々としていたある夜、サスキアは富豪のマラカイと出逢って強く惹かれ、ベッドを共にした。その後、彼の運営する慈善施設を訪ねたけれど、いつも不在だった。私は避けられているの?赤ちゃんを身ごもったと伝えたいのに。だが、慈善パーティで彼に再会したとき、サスキアは衝撃を受けた。「きみのお腹の子がぼくの子なら、結婚しなくてはならない」ああ、マラカイは知っていた…。そして義務感に駆られたの?何より哀しいのは、少女の頃からの夢が打ち砕かれたことだった。運命的に結ばれた両親のように、愛に満ちた結婚をするという夢が!サスキアはきっぱり言った。「いいえ、この子は一人で育てます」
憧れの人との忘れえぬ五夜。 授かったのは、幸せの証のはずなのに……。 初めて会った日からずっと、天才外科医マックスに憧れてきたエヴィ。 彼が1年間の海外任務に赴く直前に想いが通じ、結ばれた。 マックスの出発後、妊娠したことがわかると同時に持病が悪化し、 エヴィは闘病をつづけながら命がけで女の子を産んだ。 だが体調が急激に悪くなり、とうとう手術を受けることに。 そんなときマックスが帰ってきたが、娘の存在を告げられずにいた。 彼の両親に、息子の仕事に差し障ると、口止めされているから……。 けれども、手術の前に弱気になったエヴィは彼の励ましに胸を打たれ、 ついに娘のことを打ち明けたーーすると、マックスは豹変し、 エヴィをなじった。「きみはわざと妊娠し、ぼくを罠にかけたのか?」 やむなき事情で妊娠や出産のことをヒーローに告げられないヒロインを描く、“シークレットベビー”物語。本作はそんな切ないテーマをもとに、英国人作家C・ホークスが書き上げた感動ロマンスです。邦題はハーレクイン公式ツイッターの一般投票で選ばれました!