著者 : シュテファン・スルペツキ
天国通り殺人事件天国通り殺人事件
元刑事の“レミング”はある日カフェで見知らぬ男に絡まれる。店を出て路地に逃げ込むと、そこには白い手袋をつけピストルを握った男が。白手袋の男は、“レミング”を追ってきた男の頭を撃ち、なぜかピストルを“レミング”に持たせて立ち去った。このままでは殺人犯にされてしまう!“レミング”は真相を突き止めるため、被害者が働いていた療養所に患者として潜入するが…。
探偵レミングの災難探偵レミングの災難
レオポルト・ヴァリシュ、あだ名は“レミング”。刑事時代、犯人の逃走車輛の前に思わず飛び出したのを集団自殺するネズミのようだと言われ、以来その名前で呼ばれている。訳あって警察を辞め、現在は興信所の調査員だ。ある日、浮気調査で元教師を尾行中、目を離した一瞬の隙に彼が殺害されてしまい…。後先考えないお人よしの探偵が、事件の真相を求めてウィーンを駆ける!ドイツ推理作家協会賞受賞作。
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