小説むすび | 著者 : ジェイン・ポーター

著者 : ジェイン・ポーター

クリスマス嫌いのシチリア貴族クリスマス嫌いのシチリア貴族

富と力を誇る貴族の館でクリスマスを過ごす。 彼の子どもたちの世話係として……。 マルク・ウベルトーー傲慢なシチリア貴族がなぜここに? ロンドンの百貨店で働くモネは突然職場に現れた彼を見て驚いた。 モネは母とともにウベルト家の屋敷に身を寄せていたが、 マルクにひどく心を傷つけられ、イギリスへと渡ったのだった。 あれから8年、やっとつらい記憶も薄れかけたのに、 彼の亡妻が遺した子どもたちの休暇中の世話を私に頼むなんて! マルクの身勝手な振る舞いにモネは唖然としたが、 権力と金に物を言わせる彼の手で城のような館に連れてこられた。 熱い想いが再び燃え上がり、報われぬ愛に身を焦がすとも知らず。 婚外子という出自を持つモネは8年前の出来事で、自分がマルクの属する貴族社会にはふさわしくないということを痛感しています。それでもなついてくれたマルクの子どもたち。いつしか無垢なモネは家族となることを夢見ますが、彼には美しい婚約者がいて……。

塔に囚われた花嫁塔に囚われた花嫁

再会した彼は冷たく傲慢で、 無垢な彼女は愛した男性の面影を探した。 ジョゼフィーヌはヨットから海に転落した男性を助けた。 怪我をした彼は記憶を失い、名前も出身もわからなかった。 ギリシアの太陽の下、二人はアダムとイヴのように惹かれ合い、 情熱的な7日間を過ごす。しかし、幸せは長く続かなかった。 彼の名前がアレクサンデルで、皇太子だなんて知りたくなかった。 すべてを忘れていたから、野暮ったい私を恋人と呼んだことも。 だが皇太子が国に戻ったあと、ジョゼフィーヌは妊娠に気づいた。 そのことを知らされたアレクサンデルの行動は迅速だった。 彼の命により、ジョゼフィーヌは塔に囚われの身となってしまう! ドラマチックで大胆な世界観で、読者をあっという間に物語に引きこんでしまうJ・ポーター。今作は記憶のない男性に身分違いの恋をする、激しくも切ないロマンスです。結婚を迫られても、彼との思い出があればいいと、身を引こうとするヒロインがけなげです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP