著者 : ジェナ・マクレガー
孤独な伯爵と純真な令嬢孤独な伯爵と純真な令嬢
サマートン伯爵は冷酷な父に15歳のときに勘当されて以来、30歳になる今日まで、父を見返すことだけを考え、父を越える富を築くために事業に没頭してきた。そんな彼が心を開く相手は、寄宿舎学校の頃からの親友ペンブローク侯爵のほかには数えるほどしかいない。 恋愛や結婚に興味がないサマートンだったが、親友の妻の従妹である公爵令嬢のエマ・キャバーシャムに出会って、なぜか無性に彼女を守りたいという気持ちを抱く。 本好きで福祉に強い関心を持つエマは、ベンサムの初版本を手に入れるため、治安の悪い地区にある古書店に行こうとしていたところ、馬車をサマートンに止められる。サマートンは彼女を心配してのことだったが、エマは憤懣やるかたない。しかし数日後、彼が自分の書斎からもってきたと言って、ほしかった本をくれた。エマは感激して彼にとびつきキスする。 それから二人は会わぬまま3年が過ぎるが、ある事件を調べようとしたエマが頼りにしたのはサマートンだった。
レディに神のご加護をレディに神のご加護を
パーティでのお披露目を目前にして、婚約解消したいという手紙を受け取ったクレア。なんと婚約破棄はこれで4回目。クレアのせいではなく、婚約者の身の上にいつも何かが起きるのだ。すでに社交界では「レディ・クレアの呪い」と言われている。 途方に暮れるクレアの前に元婚約者ポールの幼なじみであるアレックスが現われ、「力になりたい」と言う。不審に思うクレアだが。 実はアレックスはクレアたちの結婚を阻止することで、ポールへの復讐を果たそうとしていた。そこでポールの借金の借用書を買取るかわりに婚約を解消させたのだ。 アレックスは、勝手に自分とクレアの結婚を宣言し、「破産寸前の放蕩者から彼女を守りたい」と言い出したが、いったい!?
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