著者 : ジェリー・エイハーン
最後の楽園最後の楽園
ジョン・ロークは生き別れになった妻子を探して、第3次世界大戦後の荒廃した世界を旅するうち、奇妙な町に行きついた。そこではまるで戦争などなかったかのように、平和そのものの暮らしが営まれていたのだ。店ではごく普通に商品が売られ、ガソリンスタンドではちゃんとタンクを満タンにしてくれる。しかし、どこかが、ほんの少しおかしかった。
フロリダ半島壊滅フロリダ半島壊滅
ジョン・ロークが命を救った地震学者だという女は、驚くべき情報をもたらした。核戦争の影響で新たな断層が生まれ、フロリダ半島が海に沈もうとしているというのだ。このままでは何百万人ものアメリカ人はもとより、進駐してきたソ連やキューバの将兵も海のもくずと消えてしまう。ロークは第二合衆国政府とソ連軍を一時休戦させようとするが…。
復讐の罠復讐の罠
第三次世界大戦が勃発。そのさなかに飛びかった核ミサイル群とは別に、終戦直前にケープ・カナヴェラルから複数のロケットが打ち上げられるのが、米ソ両軍によって観測されていた。これらのロケットの正体は何か?知っているのは元宇宙飛行士のコルファックスだけだった。ロークは、第二合衆国軍からコルファックス保護の依頼を受けるが…。
殺戮のハイウェイ殺戮のハイウェイ
「この赤ん坊を撃ったやつを見たものは?」「痩せ気味で、皇帝髭を生やした男がうちの子を殺したのよ。うちの子を」「そいつを見つけたら必ず殺してやると約束しよう」離れ離れになった妻と子に再会するため、ハーレーにまたがり、サブマシンガンを携えて、核戦争によって焦土と化したアメリカの大平原をひた走る男、ロークが出会うドラマの数々。
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