著者 : ジェーン・デンティンガー
別れのシナリオ別れのシナリオ
劇場を地上げ屋から守るべく企画された連続公演で、ジョスリンは幸運にも第一弾『バーバラ少佐』の演出を任されることになった。ところが試演初日のカーテン・コールの中、役者の一人が謎めいた心臓発作に見舞われ死亡を遂げる。試作錯誤の果てに事件の奥に潜む真実を見抜いたジョスリンが、思いかけず迫られることになった重大な決断とは…。ファニーでシリアスな第三弾。
誰も批評家を愛せない誰も批評家を愛せない
豪傑アイリーンの演技を、NYで1番有名な劇評家がけなした。アイリーンは相手の頭にパスタをぶちまけ応酬するが、仲直りの一幕もあり、騒ぎは無事収まるかに見えた。ところが、くだんの劇評家が謎の死を遂げたことから、事態は悪化の一途をたどる…。古風だけれどイキのよさでは誰にも負けない、女優ジョスリンの名推理。洒落のめした筆致で贈る、チャーミングな本格ミステリ。
そして殺人の幕が上がるそして殺人の幕が上がる
ブロードウェイ公演を控えている芝居『開廷期間』。その主演女優の臨時代役を務めることになったジョスリンだが、当の主役ハリエットは演劇界の鼻つまみ。案の定、彼女は常に不協和音を奏で、ついには楽屋で殺害されるに至った。第一容疑者と目されたジョスリンは、持ちまえの直観力で事件の真相に迫ろうとするが…。現代アメリカの演劇シーンを舞台に描く傑作シリーズ第一弾。
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