著者 : ジャスティン・スコット
大破壊(上)大破壊(上)
1907年、高速軌道の開通を急ぐサザン・パシフィック鉄道の建設現場で事故が多発し、多くの死傷者が出ていた。過激派や無政府主義者の破壊工作を疑う社長のヘネシーは全米随一の探偵社“ヴァン・ドーン”に調査を依頼。渡りの労働者の間で囁かれる正体不明の男、通称“壊し屋”の存在が浮かび上がる。捜査を指揮するのは探偵社のエース、アイザック・ベル。全米を駆けまわるベルと“壊し屋”の熾烈な戦いが始まったー。冒険小説の巨人が時代への思い入れをたっぷりに描き出すアクション巨編。
大破壊(下)大破壊(下)
巨大な捜査網と権限を有する“ヴァン・ドーン探偵社”のアイザック・ベルが逮捕に動き出してからも、“壊し屋”の手が休むことはなかった。ベルも“壊し屋”に送りこまれた刺客によって痛手を負ってしまう。“壊し屋”の手は西部からニューヨークへ、そしてベルの恋人マリオンの身にも危険が迫る。巧妙な破壊工作に、ベルは西へ東へと駆けまわる。だがやがてベルは“壊し屋”がサザン・パシフィック鉄道を狙う真の意図を見抜き、その正体へ肉薄していくー。好評“アイザック・ベル”シリーズ第2弾。
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