著者 : ジャック・ケルアック
そしてカバたちはタンクで茹で死にそしてカバたちはタンクで茹で死に
一九四四年八月。舞台は第二次世界大戦終結直前の、ニューヨーク。「ビートを生み出した殺人事件」として知られるルシアン・カーとデヴィッド・カラマーの事件を軸に、「作家以前」のケルアックとバロウズが、ふたりで章ごとに書きつないだ幻の共作。
オン・ザ・ロードオン・ザ・ロード
若い作家サルとその親友ディーンは、自由を求めて広大なアメリカ大陸を疾駆する。順応の50年代から叛逆の60年代へ、カウンターカルチャー花開く時代の幕開けを告げ、後のあらゆる文化に決定的な影響を与えた伝説の書。バロウズやギンズバーグ等実在モデルでも話題を呼び、ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめた青春のバイブル『路上』が半世紀ぶりの新訳で甦る。
荒涼天使たち(1)荒涼天使たち(1)
ビートニクのヒーロー、ケルアックの言葉の魔術と、黄金の永遠と無為を求める詩的高揚感。ケルアックの最高の要素が結実した傑作。待望の刊行。カナダ国境山上での孤独と瞑想の日々。そしてサンフランシスコでの乱痴気騒ぎ。ケルアックが無作為の文体で描く…。宇宙的ヴィジョンと’50年代ビート・ジェネレーションの至福の世界。
荒涼天使たち(2)荒涼天使たち(2)
アレン・ギンズバーグ、ニール・キャサディー、グレゴリー・コーソ…。ビートニクたちとサンフランシスコからニューヨークまで車で大陸横断、モロッコのバロウズをモデルとした人物を訪ね、メキシコへとおもむく、世界を縦横に巡りながら、狂乱の中でクールな熱情をもって描く青春群像。
ビッグ・サ-ビッグ・サ-
サンフランシスコ「友人たちとのばか騒ぎ」とビッグ・サー「孤独な瞑想」の日々。人気作家に祭り上げられた「ぼく」の西海岸への旅、旧友たちとの交流を中心に描く、その後の『路上』として位置付けられる代表作のひとつ。
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