著者 : ジュリー・ディーン・スミス
幽閉されていた尼憎院から救出されたアサーヤのもとには、魔法の才能を持つ者が異端裁判所の追及を逃れて続々と集まってきた。ところが、アサーヤは平和主義を掲げていっこうに戦おうとしない。それに業を煮やした者たちが、ついにアサーヤと袂を分かった。一方アサーヤの兄ニコラスは、〈賢人〉が権力を握るサーレ島に総督として赴任した。強力な魔法使いである〈賢人〉の罠が待ち受けるとも知らずに…シリーズ第4弾。
ケイス国王デュレクの手に落ちたジェイレンは、火刑に処せられる瀬戸ぎわでアサーヤに救いだされた。ところが、混乱のなかで今度はアサーヤが捕らえられ、いずことも知れぬところへ連れ去られて幽閉されてしまったー。それも、密封の呪文で魔力を封じられたまま。一刻も早くアサーヤを捜しだして呪文を解かねば、呪文の影響で彼女は廃人になってしまう。ジェイレンはアサーヤ捜索に全力を注ぐが…。シリーズ第3弾。
魔法で父王を死なせてしまったケイス王国の王女アサーヤは、王位を継いだ長兄の手の者に追われながらも、なんとか隣国レイカに落ちのびた。魔力を持つ故国の人々を一刻も早く苦しみから解放しなければー。アサーヤは、魔法十字軍を結成してケイスにもどる決意を固め、魔法使いのエリート集団である〈大魔法使いの会〉の助力を仰いだ。その矢先、ケイス王から遣わされた追手がレイカにやってきた…。好評シリーズ第2巻。
魔法の力は人を狂気に導くーケイス王国ではだれもがそう信じて魔法を恐れ、魔力を持つ者を抹殺する儀式が定着していた。ケイスの王女アサーヤも、やはり魔法を恐れるひとりだった。そんなアサーヤに、ある日、魔法が野放しになっていることで悪名高い隣国レイカにおもむけという父の勅命が下った。いやいやレイカへと旅立ったアサーヤを待ち受けていたのは、想像を絶する恐ろしい運命だった…。新人の力作シリーズ登場。