著者 : ジョゼフ・ケーニグ
リトル・オデッサの女リトル・オデッサの女
ロシア系ユダヤ人の街“リトル・オデッサ”で育ったケイトは、いまはアラブ・レストランのセクシーな踊り子。ある時、店のオーナーから自宅の留守をあずかるが、奇妙な泥棒にペットの犬を盗まれ、恋人は射殺される。知り合いの刑事に事件の捜査を依頼するが、交換条件はソ連人貿易商に接近すること。ソ連人の正体は?大きな事件の渦がケイトを巻き込んでいく。ニューヨークを舞台に、軽快な筆致で描く都会派ミステリ。
死者の眠る沼死者の眠る沼
南フロリダに漠々と広がるエヴァーグレイズ湿地帯。孤独で裕福な女たちが残虐な手口で次々と命を落としていく。死体はゲスト・ハウスのバス・タブ、ワニがうごめく沼に浮かぶ…。一連の事件の背後に、カナダの刑務所を出たばかりの結婚詐欺師の姿があった。やはり何者かに妻を殺されたラクサハッチ郡警察の黒人保安官は、この連続殺人事件の犯人をつきとめるべく、異常な執念で捜査を続ける。MWA最優秀新人賞ノミネート作。
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