著者 : ジョン・ヘイル
影の帝国を撃て影の帝国を撃て
西側安全保障の中枢といわれる情報機関GCHQ(英国政府通信本部)-その一部局に勤務する息子が不慮の死を遂げた。訃報を聞いた父親のフランクは愕然とした。警察の調べでは、息子はアパートの屋上から墜落死したという。が、数日前の息子の言動からすれば、自殺はありえなかった。疑惑を抱いたフランクは密かに調査を開始するが…。次々と現れる謎、そして彼を脅かす黒い圧力。やがて米英ソ3国の苛烈な情報戦の影がちらつき始めた。全英を揺るがせた機密漏洩事件を題材に、一市民の孤独な闘いを不気味なタッチで描くスパイ・サスペンス!
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