著者 : ジョー・ネスボ
主人公ロイの住む山間の村。彼の弟カールは、新妻シャノンとともに村をリゾート地へする計画を携えて帰ってきた。リゾート化計画は、村を豊かにするためだとカールは言う。だがロイは、弟の本心は村を支配することにあると察していた。そこに殺人事件が起こり……。
ある事件の結果、心身に大きなダメージを負ったハリーは、警察を休職し、香港で隠れるように日々を送っていた。だが、そんなハリーを探して、オスロから刑事のカイアが訪ねてくる。自分の血液による溺死という奇怪な殺され方をした女性二人が相次いで見つかり、この連続殺人事件の捜査にハリーの力が必要だと言ってー。ノルウェーに戻ったハリーの前には、更なる犠牲者が現れて…。
連続殺人事件の被害者たちの繋がりを追う、ハリー率いる刑事部捜査班。だが主導権を握りたい中央捜査局の横槍が入り、刑事部は事件から締め出されてしまう。極秘に捜査を続けた末に浮かんだ有力な容疑者。だが、ハリーを出し抜くかのように、中央捜査局がその男を逮捕する。二転三転する事態のなか、世界の果てまで赴いたハリーが見出した真相とは。ノルウェー発、メガヒット・サスペンス!!
夏の間は夜でも太陽が浮かぶ極北の地にやってきた「ウルフ」と名乗る男。狩猟を通じてサーミ族の人々と交流を深める彼には、ある秘めた過去がーー。ノルウェー・ミステリの帝王が翻訳ミステリー大賞受賞作『その雪と血を』に続けて放つ、傑作ノワール第二弾!
閑職に異動になった警部ハリーは、高性能狙撃ライフルが密輸入された形跡を見つけ、手掛かりを追うーー。『ネメシス 復讐の女神』『悪魔の星』へと続く壮大な物語の幕開け。シリーズの根幹となる作品が満を持して登場。
高性能ライフル密輸入の謎を追うハリーは、第二次大戦中、東部戦線で戦ったひとりの男にたどり着く。やがて、大戦から戦後にいたるノルウェー史の闇に潜んでいた亡霊と対峙することに…。傑作ミステリー。(解説/堂場舜一)
クリスマスシーズンの街頭で起きた射殺事件。オスロ警察警部のハリーは捜査に当たるが、衆人環視のなかの事件なのに、目撃証言が全く得られない…。疾走感あふれる追跡劇が展開する北欧ミステリーの人気シリーズ!
射殺事件の捜査チームは、犯人を特定し、指名手配する。その殺し屋は、必死に逃げ回りながら、真のターゲットを狙い続ける。だが、現金も底をつき、銃弾も使い果たす…。世界累計3500万部超の傑作。(解説/川出正樹)
サニーの父は警察官だったが、突然、拳銃で自殺した。自分は警察の内部情報を犯罪組織に売る内通者だった、という遺書を残して。気落ちした母も後を追うように亡くなり、サニーは薬物におぼれ…そして今、刑務所にいる。あらゆる収監者が、サニーには心を開き、秘密を打ち明けるのだ、まるで懺悔をするように。サニーの父の死の真相を知る者がそれを明かしたときー凄絶な復讐劇の幕が開く!
警戒厳重な刑務所から脱獄し、父を陥れ自分を騙した者どもを次々と殺していくサニー。一方、オスロ警察のベテラン警部シモンは、このところ続く殺人が実は連続殺人で、そこには隠された規則性があることに気づく。また、犯罪組織側も、サニーを消すため追い始めた。警察と犯罪組織、双方に追われながらサニーは復讐を完遂できるのかー。現在の北欧ミステリーを牽引するネスボの渾身作!
オーストラリアで働くノルウェー人女性が死体で見つかり、オスロ警察の刑事ハリーは捜査協力のため、単身シドニーに赴く。ハリーも加わった捜査班の前に次第に浮かび上がる、隠れていた一連のレイプ殺人。犯人の目星は二転三転し、捜査班は出し抜かれては後手を踏む。さらに、封じ込めていた自身の過去がハリーを苛みはじめる…。「ガラスの鍵」賞受賞に輝く驚異のデビュー作、登場。
オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。捜査に着手したハリー・ホーレ警部は、この10年間で、女性が失踪したまま未解決の事案が、明らかに多すぎることに気づく。そして、ハリーに届いた謎めいた手紙には“雪だるま”という署名があった…。全世界でシリーズ累計2000万部、ノルウェーを代表するミステリー作家の傑作。
“雪だるま”事件は連続殺人の様相を呈していた。また、10年前に起きた警官失踪が、事件に関係していることも明らかとなる。捜査班の前には、次々と容疑者が浮かぶが、真犯人はあざ笑うかのように先回りし、やがて、その魔手は、ハリーの身辺にも迫る…。アルコール依存症と闘いながら捜査に打ち込む、陰影に富む主人公と、癖のある同僚警官たち。30カ国以上で出版されている傑作警察小説。