著者 : スザンナ・クラーク
ピラネージピラネージ
この奇妙な館にひとり暮らす「僕」が、 自分の過去に、そして世界に疑問を抱いたとき、 彼の世界はまわりはじめる・・・・・・ そこは、海からの潮に洗われ、 古代めいた彫像に飾られた 数多の広間が連なる館。 世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ミソピーイク賞、 ローカス賞新人賞を受賞した世界的ベストセラー 『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』の著者の傑作幻想小説。 ピラネージは海に囲まれた神殿を思わせる、巨大な建造物の中で孤独に暮らしていた。他にこの世界にいるのは、たまに話をする学者だけ。だが、ある日見知らぬ老人に出会ったことから、彼は自分が何者で、なぜこの奇妙な世界にいるのかを疑問に思い、失われた記憶を探り始める。数々の賞を総なめにした『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』の著者が、異世界とは何か、人はなぜ異世界に惹かれるのかという根源的な謎に挑む傑作。
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