著者 : スティーブン・P・キールナン
長い眠り長い眠り
時を超えて氷の中から甦った男を待ち受けていたものとは…? 科学の倫理性、人生の意味、そして愛の本質を問うサイエンス・ロマン。 科学者ケイト・フィーロらを乗せた調査船が発見した未曽有の規模の氷山、 その分厚い氷の奥深くから、氷漬けになったひとりの男が発見されたーー。 氷の中から目覚めた時間旅行者(タイム・トラベラー)を待ち受けていたのは、 名声を追い求める傲慢な研究所所長、スクープを狙う雑誌記者、 「凍った男(フローズン・マン)」の蘇生は神への冒涜と考える狂信的な抗議団体、 甦った男の生を長引かせるため研究を重ねる科学者たちのさまざまな思惑だった。 さまざまな欲望と思惑に満ちた世界で、 男は「愛」を再び手に入れられるのか。 科学の倫理性、生と死の意味、そして愛の本質を問う、サイエンス・ロマンの傑作! ”キールナンはここ数年にデビューしたなかでも もっとも力のある作家だ。 本書はあなたの心臓を止め、また動かすだろう” 〜Justin Cronin(ベストセラー『Passage』著者)〜
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