著者 : ステファニー・ローレンス
奔放な誘惑奔放な誘惑
静寂な修道院から一転、 彼女の世界は情熱に染まって……。 修道院で静かに過ごす日々を終え、キャロラインは妹たちを連れて、 後見人であるトワイフォード公爵のもとへと向かった。 父の喪が明けた今、彼女は新たな人生の扉を開こうとしていたーー 華やかな社交界にデビューして、理想の花婿を見つけるために。 だが、現れた公爵を見た瞬間、キャロラインは目をみはった。 父と同じ年頃の男性を思い描いていた彼女の瞳に映ったのは、 若く危険なほど魅力的な男性。いったいどういうこと? キャロラインが鼓動の乱れを感じたその刹那、 公爵の瞳がきらりと輝いた。 無垢な乙女を手に入れようと、甘美で危険な策略を巡らせて……。 放蕩貴族に魅せられた、清らかな乙女の初めての恋を描くのは、海外ロマンス市場でも大人気の実力派、ステファニー・ローレンス。社交界デビューするや、華やかなパーティでも舞踏会でも紳士たちを虜にするヒロインが、やがて本当の愛に辿り着きます。
うるわしの女神うるわしの女神
ヘレンには身内のせいで社交界からつまはじきにされた過去がある。それゆえ、悪者にさらわれたところを助けてくれた救世主、伯爵のマーティンにさえ、自分の名前を告げることができなかった。すてきな伯爵に“うるわしの女神”と呼ばれて胸が高鳴ったけれど、しみ一つない評判の令嬢を娶るべき彼には、この想いは秘密…。後日、ある晩餐会でヘレンは偶然マーティンと再会して、本名と過去を話すほかなくなり、密かな恋の終わりを覚悟する。だが思いがけなくも、気にしないと言って求愛してくれる彼に、ヘレンはさらに恋心を募らせたーやがて彼のためを思って、身を引くしかないときがくることなど、知る由もなく。
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