著者 : ダン・シャーマン
帝王失踪帝王失踪
1980年11月、ひとりの老諜報部員がベルリンから消えた。彼の名はハリー・ローズーかつて数多くの諜報網を指揮し、ベルリンの帝王と恐れられた男。彼を捜すため2人の男が派遣されるが、彼らの調査は、しだいに欺瞞と虚偽に満ちた冷戦の本質を暴いてゆく…。第2次大戦後は連合軍に共同管理され、のちに壁で分断された東西対立の象徴ベルリンを舞台に、冷戦が産み出され、激化していった過程を諜報戦争の最前線から描く。
スパイの王朝スパイの王朝
CIAの長老ジョン、その息子でソヴィエト部門の長アレン、サイゴン支局長を務めた孫のジェシーー3代にわたり、ダンサー家はCIA内で絶大な力を誇ってきた。だが、その権力を揺るがす事件が本部内で起きた。初めは単なる書類の盗難事件と思えた。が、CIAのベテラン局員ノルズの調査の結果、事件の意外な首謀者が浮かび上がったのだ。そして、ダンサー家の権力の秘密がついに暴かれていく。ロシア革命勃発時から第二次大戦を経て現代まで。-壮大な時の流れを背景に、三代の親子が繰り広げる愛と野望と憎悪のドラマ。絢爛たる大河スパイ小説。
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